アスリアの「ことば」に関する雑知識

語源、名言、音楽関連の言葉など、言葉に関する雑学のブログです。

☆一緒にいさえすれば

☆一緒にいさえすればどうにかなる。
 夏目漱石の『道草』より。
 一九十五年、朝日新聞に連載された『道草』は、夏目漱石晩年の自伝的小説と言われている。
 『道草』のストーリーをざっと書くと、
 イギリス留学から帰ってきた主人公は、金の無心にやってくる親戚に悩まされる日々。
  その『道草』に登場の台詞がこの一文。
 (引用開始)
   離れれば、いくら親しくってもそれきりになる代わりに、 一緒に居さえすれば、たとえ敵同士でもどうにかこうにかなるものだ。 つまり、それが人間なんだろう。
 (引用終わり)

   この世の煩わしさと、それでも一人では生きていけない人間というものの性がよくわかる文章である。